ユースウェア委員会主催
「関西圏ソフトメーカ・サポート事業者を含む中小企業のIT支援化セミナー」終了報告
去る平成20年2月15日(金)、メルパルク大阪にて、「関西圏ソフトメーカ・サポート事業者を含む中小企業のIT支援化セミナー」が開催されました。このセミナーはユースウェア委員会が主催し、「ものづくり力」や地域経済の担い手である中小企業のIT化を支援する企業向けに行われました。当日は会員企業を中心に、関西の情報系関係団体や大阪商工会議所会員企業、PC-SOSデータベース登録事業者など、最終的には50名ものご参加をいただきました。
まず、開催にあたって、中尾 舜一 CSAJ専務理事より開会の挨拶およびCSAJの活動について報告が行われました。CSAJ事務局が東京にある関係上、関東以外の地域においてCSAJの活動が知られることが少ないため、とても協会の活動をご紹介させていただく良い機会でした。
経済産業省の中小企業IT化の取り組み
経済産業省
商務情報政策局 情報処理振興課 係長 長谷川 徳慶氏より、行政からの中小企業IT化支援策についてご講演いただきました。まず現状認識として、日本は米国と比較してIT投資が遅れているだけでなく、生産性向上への寄与度が低く、「質」の面でも遅れているのではないかとのことでした。さらに企業規模別に見た場合、特に中堅・中小企業でのIT投資が低調であり、中小企業の中でもサーバを導入できる水準の企業と、それも導入できない企業との格差が出始めているそうです。中小企業におけるIT化が進まない理由として、費用対効果が明確でないこと、ITに対する知識が不足していること、中小企業のニーズに合ったソフトウェア、サービス等が整っていないことなどが挙げられるとのことでした。
この問題に対する行政面での解決策としては、ネット活用−SaaSの利用−が考えられており、専門知識のない中小企業でもITを活用したシステムを導入し易い方向に推進するとしています。具体的には従業員数20人以下の企業を対象とした財務会計から税務申告まで一貫して処理できるSaaSプラットフォームを構築する予定です。またそれ以外にも情報基盤強化税制や中小企業投資促進税制の延長・拡充を行い、情報セキュリティに対する投資の税額控除やSaaS・ASP事業者に対する取得価額の最低限度の引き下げなどを行うとのことでした。
今日から始める企業のIT化の取り組み
マイクロソフト株式会社
業務執行役員 MBS事業統括本部 統括本部長 御代 茂樹氏より、CRMとERP活用による中小企業のIT化についてご講演いただきました。御代氏によると、ITネットワーク社会の到来や取引構造の変化、価格破壊、法令遵守など中小企業を取り巻く状況が変化が激しくなっていると言います。新会社法や個人情報保護法、e-文書法など、新しい制度や法令への対応が負担になってきています。そのためにもITネットワークの活用が必要となるわけですが、それも部門ごとではなく企業グループ全体として導入し、活用しないと向上しないとしています。そこで各部門間の情報共有を行い、業務の効率化を図るにはERPやCRMパッケージが必要とのことで、ERPパッケージの「Microsoft Dynamics AX 4.0」ではアプリケーションを階層化し、アップグレードの容易にすることにより導入しやすくし、また「Microsoft Dynamics CRM」ではSaaSでの対応も可能にするなど、業務に合わせた導入が可能となっていることをアピールしていました。
中小企業がSaaSを選択する理由
株式会社セールスフォース・ドットコム
執行役員 コーポレートセールス本部長 福田 康隆氏より、中小企業におけるSaaS導入のメリットについてご講演いただきました。まずセールスフォース・ドットコム自身の会社概要から始まり、SaaSが選ばれる理由を説明していきました。理由としては、スピード、導入効果、セキュリティを挙げ、その明確さが支持につながっていることをアピールしていました。導入までのリードタイムが非常に短いこと、導入事例が多く、メリットを明確化しやすいこと、金融機関が認めるほどの高いセキュリティを確保していることなど、導入する企業の規模に関わらず高いレベルのサービスが受けられることを強調していました。また、プラグインの形でカスタムアプリケーションの開発も可能であることから、ソフトウェアベンダーへの協力も呼びかけました。
講演後、実際にsalesforce.comへ接続し、提供されている豊富なレポート機能や素早いレスポンスなどをデモンストレーションしました。
ユースウェア委員会の活動紹介と懇親会
ユースウェア委員会
委員長 藤井 洋一氏( CSAJ理事、日本ナレッジ株式会社 代表取締役社長)より、ユースウェア委員会の活動紹介をしていただきました。ユースウェアの定義から始まり、日本ユースウェア協会と当協会が一緒になった経緯、委員会活動などについて紹介し、委員会および教会の活動への参加を参加者に対して呼びかけました。
セミナー終了後、懇親会が開催され、今回のセミナーを企画運営されたユースウェア委員会のメンバーの方々を紹介した後、委員の講師の皆さん、参加された企業の皆さんが各々に名刺交換をされました。小規模な交流会ながら名刺が足りなくなる方も続出で、それぞれ最後まで熱心にお話をされていたのが印象的でした。
中締めとして、豊田 崇克 CSAJ常任理事(ネクストウェア株式会社 代表取締役社長)に一本締めを行っていただき、無事終了しました。
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司会を務めたユースウェア委員会 辻岡 庸介氏
(辻岡税理士事務所) |
熱心に聞き入る参加者の皆さん
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salesforce.comのデモをする株式会社セールスフォース・ドットコム
小崎 佐智子氏
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セミナーを企画運営された
ユースウェア委員会のメンバー |
懇親会で名刺交換や楽しそうに談笑される光景が見られました
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一本締めをされる豊田 崇克 CSAJ常任理事(ネクストウェア株式会社
代表取締役社長)
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今回のセミナーを開催するにあたり、各方面から多大な御協力を賜りました。この場を借りて御礼申し上げます。





