広報研究会 主催セミナー
「Yahoo!トピックスに載るニュース 載らないニュース」実施報告
平成21年2月12日(木)、広報研究会主催セミナー「Yahoo!トピックスに載るニュース
載らないニュース」が、大塚商会会議室で開催されました。(参加44名)
本セミナーでは、ヤフー株式会社 メディア編集部 トピックス1チームリーダーの奥村氏、トピックス2チームリーダーの酒井氏より、ポータルサイトYahoo!JAPANへのトピックス掲載の流れや、どうすればトピックスに記事が取り上げられやすくなるのか、編集部の一日の作業なども交えて、説明が行われました。
トピックスに載るのは宝くじに当たるようなもの
はじめに、奥村氏より、編集部の考えやニュースへの取り上げ方などについて、説明が行われました。
ヤフーでは、約100社のメディアと提携し、記事を送っていただいています。そして、その記事の中からYahoo!トピックスに取り上げるニュースを選択し、決定します。
企業からYahoo!トピックスへの情報の流れとしては、つぎの3つのプロセスを経ます。1)企業がプレスリリースを出す、2)Yahoo!ニュースに配信するメディアがそのプレスリリースを取り上げる、3)提携しているメディアのニュースから、編集部によって選ばれたものがYahoo!トピックスに掲載、となります。Yahoo!ニュースは取材メディアではないので、ニュース掲載に関してプレスリリースを受け付けるなどの直接的なアプローチはないとのことでした。
また、トピックスを選ぶ担当者は約20名程度で、1日に3500本程度という膨大なニュースの中から、トピックスに掲載するニュースを60本程度選びます。ある意味トピックスに載るのは、宝くじに当たるようなものだとの表現をされていました。ただ、トピックスに載らないとしても、関連サイトとしてリンクされる場合があるので、リリースとは別に製品情報などを自社Webに掲載しておくと良いとのことでした。
トピックスを選ぶ編集部の方々の前職は、新聞記者や書籍・雑誌の編集者など多岐に渡っています。そのような方々が、トピックスに載るニュースを選別するわけですが、その際、前職の経験を踏まえて判断している場合が多いとのことでした。
トピックスに取り上げる際のポイントは、高い社会性があることや、業界動向が分かること、意外性・新規性があることや世間の関心と合致していることなどをあげられました。
また、あまりにも自社の商品説明や広告表現が過剰なものは、メディアとしても取り上げづらいこと、ユーザー側へのアンケート調査結果でも、購入を控えるなど逆効果があることなどの説明もありました。
トピックスに取り上げる文字数は13文字になっています。13文字だと、意識して読まなくても目に入ってくる文字数です。13文字よりも長いと、人間は文字を読もうとします。目に入ってきて分かる、その限界の文字数で、トピックスは掲載しているとのことでした。
プレスリリースの書き方・出し方についても、奥村氏の元経済部記者としての視点から、ポイントの解説がありました。ビックリマークは不必要、みんなが知っている単語を用いているか、など、あらためて再認識するべき事項がありました。また、プレスリリースを出したときには、その企業のホームページを確認する場合が多いので、最低限プレスリリースは発表と同時に自社のホームページに掲載しておくことが望ましいとのことでした。さらに、プレスリリース+αの情報が掲載されていると、なお良いとのことでした。
SEO対策が重要
次に、酒井氏より、トピックスの選び方、作り方など、編集部の一日の流れについて、説明が行われました。
編集部では、トピックスの更新を、シフト制で行っています。朝は、比較的主要なニュースを取り上げ、午前中にコンピュータ関係のニュースを取り上げることは稀とのことでした。お昼は、一番トピックスが読まれる時間帯(お昼休憩中のチェックなど)なので、この日に取り上げるべき幅広いニュースを掲載します。夕方は、二番目にトピックスが読まれる時間帯(帰社前のチェックなど)で、新着ニュースなどにより、編集を見直します。夜は、くつろぎの時間帯なので、コンピュータの小技や趣味に関するものなどのニュースを取り上げます。最後に、今日中に掲載しなくてはならない話題を取り上げます。一日の流れの中で特に気をつけていることは、重要な事をもれなく、早く、分かりやすく伝えることだとのことでした。また、編集部も関連サイトを探すときに検索エンジンを利用されるとのことで、企業においては、SEO(Search
Engine Optimization/サーチエンジンの検索結果のページ順を上位に表示されるように工夫すること)対策が重要だとのことでした。
奥村氏、酒井氏の説明をうけて質疑応答が行われ、聴講者から実際の対応等について活発な質問がありました。セミナー終了後も、講師との名刺交換や個別のご質問など、積極的な交流が行われました。
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